腱鞘炎と女性ホルモンのバランスの関係
腱鞘炎に悩んでいる女性は多いと思います。
いまでこそパソコンやスマートフォンの普及とともに、ビジネスマンなどの男性に増えてきましたが、以前は女性のほうが発症しやすい症状だったみたいです。
実際に、ホルモンバランスが変化しやすい出産後や閉経後の女性に腱鞘炎の発症が多くみられますよね。
女性ホルモンの一つにプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、これは排卵直後から次の生理が始まるまで多く分泌され、子宮内膜を厚くしたり体温を上げて妊娠を助けたりしています。
ところが、それと同時に出産や産後で広がった骨盤やゆるんでしまった子宮を元の状態に戻すために腱鞘を収縮させる働きがあるようです。
当然、刀の鞘のように腱を包んでいる部分である腱鞘が狭くなれば、摩擦が強くなり出産後の女性は発症しやすくなります。
ただでさえプロゲステロンの働きによってなりやすい上に、オムツ替えや抱っこなどの育児で手を使いすぎれば、腱鞘炎になってしまうリスクがより高まってしまいますよね( ゚Д゚)
また、更年期を迎えた女性も、もう一つの女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少してしまいます。
エストロゲンは肌を美しく保ったりする働きや、女性らしい丸みを帯びた体をつくったりしますが、更に腱鞘などを柔軟に維持するという働きもあるんですね。
その為、更年期でエストロゲンが減少すれば、腱などの柔軟性が失われ、擦れた時などに起こしやすくなってしまうんです。(>_<)
そこでお勧めなのがストレッチです。
体を軽く動かし柔軟にすることで、血行と代謝をがアップすることで、女性ホルモンにも良い影響を与えることができます。('ω')ノ
いずれにしても、多くの場合、湿布などの一時的に改善させる対症療法続けているだけで、原因から根本的に治そうとすることをしていません。
しかも、その対処療法は、本当に腱鞘炎を起こしている部位とは違ったところにアプローチしていることが多いように思います。
また、痛む部位とその原因は違う部位にあることが殆どです。
大事なのは的確な部位に、原因を取り除く方法を的確にしなければよくならないの当然でしょう。